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夏でもインフルエンザが流行することがある

一般的にインフルエンザは気温が低くて空気が乾燥する季節に流行します。
この理由は空気が乾燥することで気管支が乾いてウイルスに対する抵抗力が弱まることや、一般的にインフルエンザウイルスが湿気や暑さに弱いという性質があることに起因します。
ところが夏の蒸し暑い時期でもインフルエンザが流行する場合があります。
常夏の熱帯・亜熱帯気候の地域でもインフルエンザが流行することがあることから、暑さや湿気に強いウイルスも存在することが分かります。

最近であれば、2009年の4月頃から9月にかけての時期(北半球の夏の時期)にインフルエンザウイルスが大流行しました。
2009年4月頃に最初の患者が確認されてから数ヶ月間もの期間にわたり、日本も含めて世界中で新型のウイルスが流行しています。

夏の蒸し暑い時期にインフルエンザが流行する原因として暑さや湿気に強いウイルスが出現すること以外にも、夏の時期になると秋頃に接種したワクチンの効果が弱まっていることも関係しています。
春を過ぎるとワクチン接種による免疫力が薄れるため、夏にインフルエンザにかかると重症化してしまう恐れがあります。
さらに夏の時期にインフルエンザにかかっても夏風邪と判断されて感染拡大を防ぐために必要な処置を講じるのが遅れてしまい、大流行を引き起こしてしまう場合もあります。

夏風邪とインフルエンザの見分け方は比較的簡単です。
風邪とインフルエンザを見分け方として、体温を検温する方法があります。
インフルエンザにかかると38℃以上の高熱が3日以上も続きますが、夏風邪であれば微熱が数日続く程度です。
インフルエンザにかかると息苦しさや関節の痛み、結膜炎などの症状が出ることもあります。

夏の時期であってもインフルエンザが流行することがあるので、高熱が続く場合には医療機関にかかって検査を行い、インフルエンザであることが判明したら適切な処置を講じるようにする必要があります。

旅行者が観光地でウイルスを拡大させる

夏の時期にインフルエンザ流行する原因として、旅行者が観光地にウイルスを運んでしまうケースが増えています。
特に外国人旅行者が増加すると国や地域を超えてウイルスの感染が拡大してしまい、世界的な大流行を引き起こすこともあります。

例えば2009年に大流行した新型インフルエンザの場合も、ゴールデンウイークを過ぎた頃から国際空港がある東京と関西から国内にウイルスが入ってきました。
日本以外の国でも外国人旅行者が観光地でウイルスを拡大させることにより、世界的な大流行が引き起こされてしまいました。

特に北半球の夏の時期になると、世界中で多くの人が長期休暇を利用して海外旅行に行きます。
旅行者が増加する夏の時期に新型のインフルエンザが世界各地の観光地に持ち込まれ、そこから感染が拡大してしまう可能性があります。

日本では2020年に東京オリンピックが予定されており、この時までに日本を訪れる外国人観光客が4,000万人を突破すると予想されています。
もしも世界のどこかでインフルエンザが流行していると、旅行者によってすぐに日本国内にウイルスが運ばれてしまい、感染が拡がってしまう恐れがあります。

最近は東京都・京都市内・大阪市内の観光スポットで、多くの外国人旅行者の姿を目にする機会が増えています。
人の往来が活発になることは、ウイルス感染が拡大するリスクが高くなることを意味しています。
近年は日本の観光地を訪問する外国人観光客が増加しているため、日本国内でも春や夏の時期でもインフルエンザが大流行する可能性があります。

夏に発熱や気管支炎などの症状が出た場合、インフルエンザの症状が確認されたら医療機関にかかって適切な処置を講じるようにしましょう。

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